経験値獲得の要諦

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はじめに

 ポケモンユナイトをプレイする上で最も重要な項目は、ゴールである。試合における勝敗は、ゴールしたポイント数で決定されるからだ。そのため、ゴールを除く全ての要素は、ゴールを実現するための一要素に過ぎないのである。それら一要素の中で重要な項目の一つが、経験値の管理、である。経験値の獲得ではないことに注意されたい。全ては相対的に決定するのである。

 ポケモンユナイトを一定程度プレイしたことのある人は、このツイートと経験値について、似たような感覚を覚えた経験があるのではないだろうか。ポケモンユナイトの経験値は、決められた経験値をプレイヤーで奪い合う構図、になっている。
 自陣の野生ポケモンを倒せば「味方の経験値を奪っている」、一方で敵陣の野生ポケモンを倒せば「敵から経験値を奪う」、とされるのである。有限な経験値を、自陣においてどのように配分するのか、敵陣においてどのように略奪するのか、戦略を駆使して管理することが重要である。

要諦

 経験値の主な獲得方法は大きく以下の3つである。

  • 野生ポケモンの撃破
  • 相手ポケモンの撃破
  • エオスエナジーのゴール

他にも、時間経過や学習装置などによる経験値獲得方法はある。しかし、ソロでのプレイで意識的に管理することは、現実的には不可能であると考え、扱わない。

野生ポケモンの撃破

 最も一般的に想起される方法は、この方法であろう。フィールド上に出現する野生のポケモンを撃破することで、規定の経験値を獲得することができる。野生ポケモンの撃破、はエナジー獲得の方法とも併せて、ポケモンユナイトをプレイする上で、最も基本となるものであるから、難易度等の環境調整は限定的であろう。

 野生のポケモンの主な特徴は、以下の項目が事前に決定されていることである。

  • 出現場所
  • 出現時間
  • 獲得総量

経験値獲得における野生ポケモンの撃破は、管理が可能な方法かつ奪い合う方法、である。そのため、出現に合わせて、自陣の野生ポケモンを撃破して相手からの撃破機会から防衛したり、敵陣の野生ポケモンを撃破して優位性を発揮したり、することができる。

 野生ポケモンの撃破については、多くの場合、少数でのラストヒットの奪い合いとなる。そのため、陣形がどうとか、相性がどうとか、などと言っていると、そもそも野生ポケモンを撃破する機会自体を喪失することになる。


 基本的な方針は、自陣側(味方チームの2ndゴールの左)の野生ポケモンについては確実に撃破し、中央部(両チームの2ndゴールの間)または敵陣側(相手チームの2ndゴールの右)のポケモンを撃破した分だけ優位性を獲得することができる。

相手ポケモンの撃破

 コレも意識している人はいるだろう。相手ポケモンを撃破することによって経験値を獲得することができる。獲得することのできる経験値は、レベル固有の経験値に加え、相手/相手チームとの相対的な状態、連続キル/デス、によって概ね決定される。
 基本的な方針は、オブジェクトや野生ポケモンの集合体(チルット/チルタリス)を中心として発生する集団戦(複数 vs 複数)において、キルすることで経験値を獲得する。基本的に単数同士の対戦は好まれず、また、単体で敵陣側の野生ポケモンの取得も同様の理由で好まれない。

ゴールの達成

 これを意識している人は少ないのではないだろうか。ゴールをすることで、ゴールしたポイント量に応じて経験値を獲得することができる。10ポイントごとに段階が上がり、ゴールポイントが高くなればなるほど獲得できる経験値も高くなる。
 基本的な方針は、抜け(視界/BD)またはオブジェクト(レジエレキ/ロトム)の利用、となる。抜けは、相手ポケモンがゴール上にいないという想定の下、ゴールを行う。オブジェクトの利用は、オブジェクトによるゴール故障(ゴールに係る時間がポイント数に依らずゼロになる)を期待し、時には集団戦を発生させながら、ゴールを行う。人数の特徴として、前者は主に単数、後者は主に複数、である。

おわりに

 経験値獲得という概念自体はもはや周知の事実であろう。多くの場合は、呼称しているのかもしれない。ただ、この文脈で語られるのは常に「野生ポケモン」についてである印象だ。敵陣の野生ポケモンを撃破すれさえすれば経験値差をつけることができる、と安易に考えてしまっている意見も少なくない。
 実際には、そこまで単純ではない。キル数とデス数はどうであろうか、野生ポケモンの自陣と敵陣とで撃破数はどうであろうか、ゴールのポイント数差だけでなく一回分のゴールポイント(10×2<20×1)はどうであろうか、といった要素を複合的に組み合わせることでしか判断することはできない。
 その時々で好まれる方法は変化するのかもしれないが、いつの環境であっても、優勢な状態で選択する方法・劣勢な状態で選択する方法、を決めておくことが重要であろう。

参考記事

視座

要諦

技巧

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